税金

税金の種類をわかりやすく解説!約50種の一覧や安く節税する方法

私たちが暮らしていくうえで一生付き合っていくものはなんでしょう。

そう、税金です。

給料から勝手に引かれていて不満に感じた人もいるでしょう。

税金を知らずに確定申告していないフリーランスもいますよね。

税金とはいったいなんでしょうか。

どんなことに使われているのでしょうか。

では税金をわかりやすく紹介していきます。

この記事を読めば以下のことがわかります。

・税金とはなにか

・会社員とフリーランスの税金

・税金の種類

・税金を安くする方法

そもそも税金とはなに?簡単に教えます

税金とは、その国に住んでいる限りは絶対に払わなければならないものです。

国民の三大義務とされ、日本国憲法第30条にはこのように記載されています。

『国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負う。』

では、なぜ税金を払う必要があるのかというと、私たちの暮らしを豊かにするため。

交番やゴミ収集などの公共サービスを無料で利用できているのは、私たちが税金を払っているからです。

故意でなくとも申告が漏れてしまった場合はペナルティとして延滞税が課せられ、余分にお金を払わなければなりません。

また長期に渡って多額の滞納をしていると脱税とされ、税務署が財産を差し押さえにやってくるため、税金はかならず払う必要があります。

税金の使い道は?

税金は公共サービスだけでなく、病院や公園などの公共施設にも使われています。

それでは具体的に見ていきましょう。

社会保障

年金や医療費、介護、子育てなど私たちの健康や生活を守るために使うので、税金はここに一番使われています。

これにより医療費の自己負担は3割で済み、老後に年金を受け取れたり、介護サービスも一部税金で賄われます。

国債費

道路やダムの整備をおこなうために税金を使うのですがそれだけでは足りないので、国債を発行して国民や銀行からお金を借ります。

借りるということは利子が発生するので、その利子と貸してもらったお金を返すための費用になります。

地方交付税交付金

集めた税金を国が都道府県や市町村に配っています。

その理由は、それぞれの都道府県や市町村の水準を同じくして格差をなくすためです。

教育や科学技術の開発

教科書など学校で使う用品や先生たちの給料、人工衛星やスーパーコンピューターなどの開発にあてられます。

公共事業

道路や橋、港、ダム、下水道などの整備にあてられます。

私たちが安全に運転できたりキレイな水道水を飲めたりするのは公共事業関係費のおかげです。

 

税金の種類はどれだけある?税金一覧

一言で税金といってもどれだけあるのでしょうか。

その数は約50種類で、直接税と間接税に分けられます。

直接税とは税を納める人と払う人が同じもので、間接税とは税を納める人と払う人が異なるものです。

納めるところも違うのでさらに3分割されて国税、都道府県税、市町村民税に分けられます。

直接税

【国税】

所得税、復興特別所得税、法人税、地方法人税、地方法人特別税、復興特別法人税、相続税、贈与税、地価税

【都道府県税】

都道府県民税、事業税、不動産取得税、固定資産税、自動車取得税、自動車税、鉱区税、狩猟税、核燃料税

【市町村民税】

市町村民税、固定資産税、軽自動車税、鉱産税、特別土地保有税、事業所税、都市計画税、水利地益税、共同施設税、宅地開発税、国民健康保険税

間接税

【国税】

消費税、酒税、揮発油税、地方揮発油税、石油ガス税、石油石炭税、航空機燃料税、電源開発促進税、たばこ税、たばこ特別税、自動車重量税、登録免許税、印紙税、関税、とん税、特別とん税

【都道府県税】

地方消費税、地方たばこ税、ゴルフ場利用税、軽油引取税

【市町村民税】

地方たばこ税、入湯税

 

個人(国民)が払う税金はどんな種類がある?

私たち国民が払う税金は約20種類あります。

所得税や消費税はお馴染みですので、その他の税金について紹介します。

相続税

亡くなった人の財産にかかる税金ですが、すべての人が払うわけではないです。

かならず差し引かれる基礎控除がまず3000万円あって、家族1人につき600万円控除されます。

つまり財産が3000万円以下であればこの税金を払う必要はないです。

贈与税

タダで財産を渡すことで発生する税金です。

お金だけでなく、土地や貴金属も対象となります。

知らないで税金を納めずにいると、ペナルティとして余計に税金を払うことになるので注意が必要です。

自動車税

自動車の保有者に毎年かかる税金で、排気量によって金額が変わります。

車の重量によって金額が変わる自動車重量税と、燃費がいい車ほど減額される環境性能割、軽自動車なら軽自動車税が課せられます。

ちなみに自動車重量税は、エコカーを買うと減税されて安くなります。

酒税

その名のとおりビールやワイン、発泡酒に課せられる税金です。

税務署に納税するのは製造者か輸入者ですが、税金を払うのは消費者です。

たばこ税

こちらも酒税同様、製造者か輸入者が税務署に納税するのですが、税金を払うのは消費者です。

他にはガソリンにかかる揮発油税、ゴルフ場を利用したときにかかるゴルフ場利用税、温泉に入ったときにかかる入湯税などがあります。

 

会社員が払う税金は?

会社員は税金を払っている自覚がありません。

それは代わりに会社が払っているからです。

年末に源泉徴収票という用紙を会社から貰いますが、あれは会社がみなさんにこれだけ給料を払い、これだけ税金を代わりに払っておきましたという証明書なんです。

健康保険料など、税金とはいえないものもありますが、かならず差し引かれるものなので記載します。

所得税

働いた所得に対して払う税金です。

収入によって税率は5%から45%まで変わり、稼げば稼ぐほどパーセンテージは増えます。

1月1日から12月31日まで毎月、天引きしています。

しかし大まかに納付しているのでズレが生じるため、年末調整をしてズレたぶんのお金が返ってくる仕組みです。

住民税

自分が住んでいる都道府県と市町村に払う税金で、都道府県税と市町村民税を合わせたものを住民税といいます。

税率は一律10%で、所得税を申告したあとに役所が計算して確定します。

そのため去年の所得税から発生した金額を、今年の5月から来年の6月にかけて払います。

健康保険料

病気やケガによって休業した際や、治療のために医療機関にかかった際に費用を3割り負担してくれるものです。

会社と会社員で半分ずつ負担します。

厚生年金保険料

老後に生活するために給付されるお金で、会社員は厚生年金制度に加入します。

iDeCoや個人年金保険を利用して自分で老後の資金を蓄えておくものいいでしょう。

雇用保険料

会社に入社したらかならず加入します。

労働者が失業したときや育児休暇を取ったとき、介護休業したときに給付されるお金です。

他にも職業訓練を受ける際にも給付されます。

 

フリーランスが払う税金は?

会社員は勤めている会社が代わりに払ってくれますが、フリーランスは自分で確定申告をして払わなければなりません。

申告漏れがないようにしっかり勉強しましょう。

所得税

売上を得るために使った費用を経費といい、その経費と収入を引いて所得を割り出します。

『売上-経費=所得』

医療費控除などがあれば、その控除額と所得を引きます。

『所得-所得控除=課税所得』

課税所得に税率をかけてはじめて所得税となり、税額控除があればさらに節税できます。

『課税所得×税率(-課税所得)=所得税』

所得額によって税率が変わり、たとえば195万円以下だと税率は5%で、196万円になると10%になります。

しかし累進課税制度により、196万円すべてに10%税率が掛かるのではなく、195万円からこえた1万円に10%税率が掛かります。

『195万円×5%+1万円×10%』が所得税となるのです。

住民税

稼ぎが多いほど高くなり、しかも来年請求されるので忘れてしまいがちです。

しっかり計算して住民税ぶんのお金を貯金しておきましょう。

個人事業税

事業をおこなっていることに対して発生する税金です。

所得が290万円以上であれば払う必要があるのですが、職種によって税率が異なったり、払わなくてもよかったりします。

たとえば文筆業は払う必要がなく、写真業や飲食店業は税率5%、マッサージ業や装飾師業は税率3%といった具合です。

消費税

商品を買うときに払う税金ですが、フリーランスが仕事をして提供する商品やサービスにも消費税がかかっています。

なので確定申告が必要なのですが、誰しもが払うわけではなく、売上が1000万円以上の人だけ払う義務があります。

国民健康保険

フリーランスになったら新しく加入する必要があります。

国民健康保険は所得が高いほど保険料も高くなるのですが、年収が130万円未満だった場合は、家族や配偶者の健康保険の扶養に入ることで保険料が0円になります。

また国民健康保険組合という同じ業種の人たちが運営する保険があり、国民健康保険と違って保険料が一律です。

家族がいると人数分も払う必要があるので、独身で所得が高い人は場合は国民健康保険組合に加入したほうが保険料がお得です。

国民年金

フリーランスになったら新しく加入する必要があります。

65歳からもらえるのはもちろん、病気やケガで障害が残ったときにもらえたり、加入者が死亡した際に配偶者や子どもがもらえたりします。

しかし加入しているのは国民年金だけなので、厚生年金も加入している会社員と比べると、将来的に半分しかもらえません。

国民年金基金や付加年金に加入すれば年金の上乗せができて、さらに掛金はどちらも全額控除になります。

 

税金を安く、節税できる?

「そんなに払わせて楽しいか!」とお怒りのみなさん。

安心してください、税金は安くできます。

確定申告する際に特定の条件を満たしていれば可能です。

所得控除と税額控除の2種類があります。

所得控除は所得から一定の金額を差し引くのに対して、税額控除はその差し引かれた金額をさらに差し引きます。

それでは主な控除を紹介します。

医療費控除

自分はもちろん配偶者や親族に支払った治療費も対象となりますが、治療目的でおこなったことに限るので健康診断や美容整形は対象外です。

またセルフメディケーション税制という特例があります。

セルフメディケーション税制対象医薬品というマークが付いている商品に限り、世帯で12000円以上購入していれば控除できます。

薬局に置いてある風邪薬や胃腸薬などが対象で、レシートを集めて税務署に提出する必要があります。

ただし医療費控除を申請していれば控除は受けられないのでどちらかしか選択できません。

寄附金控除

国、公益法人などの特定の寄付金を支払った人が受けられます。

ふるさと納税も対象でして好きな自治体に寄付すると、その自治体から実質2000円でお礼品をもらえます。

とてもお得な制度なので、ぜひ活用しましょう。

ただし年収や世帯によって控除される上限額が変わり、上限額を過ぎてしまうと2000円以上かかってしまうので注意が必要です。

扶養控除

子どもや親を養っているときに受けられる控除です。

条件は16歳以上で、子どもがアルバイトをしていたら年収が103万円以下でないと受けられません。

配偶者控除

結婚している人がいると、どちらか一方が税金を安くできます。

条件は配偶者の年収が103万円以下の場合です。

年収が103万円を超えた場合は、配偶者特別控除が受けられます。

青色申告特別控除

この控除は開業届と青色申告承認申請書が必要で、副業している会社員もゲットできます。

種類は白色と青色10万円控除、青色65万円控除の3種類があります。

青色65万円控除は、令和2年より書類の提出に加えてインターネットで電子申告する手続きが増えました。

所得税だけでなく住民税と国民健康保険料も減らせて、さらに事業を手伝ってくれる家族がいるなら給料を払え、その給料は経費として申請できます。

手間は掛かりますが、青色65万円控除を取っておいたほうが断然お得です。

基礎控除

所得税は最大48万円、住民税は最大43万円も控除できます。

合計所得金額が上がっていく度に控除額は減っていき、2500万円を超えると控除されません。

合計所得金額とは、給与所得や雑所得、不動産所得などを合計したものです。

 

税金の種類をわかりやすく解説 まとめ

・税金の納税は国民の義務

・税金は生活を豊かにするために使われている

・税金の種類は約50種類

・税金は確定申告をする際に必要条件を満たして手続きすれば控除できる

税金は年々変更されるので自分で調べ続けることが大切です。

特にフリーランスの場合、前年と同じだと思っていると損しかねないので注意が必要です。

会社員も税金を安くできるので、ぜひやってみては?

-税金

© 2020 Joyful time